福岡教育大学では、昨年度、多くの教職員がその内容に疑念を覚えるような調査報告書に基づいて、研究不正の懲戒処分(3箇月)が行われました。
福教大教職員組合は、調査委員会がまとめた調査報告書の内容の不当性を、機関誌などで主張しましたが、大学執行部は、その指摘を完全に無視して、処分を断行しました。
ところが、その後、上記事案の調査を行った研究不正調査委員会の学内委員3名が、大学院生の修士論文抄録を、そっくりそのまま大学の紀要に転載し、共著論文として公刊している事実が発覚しました。
これは、言うまでもなく、大学院生に対する深刻な権利侵害行為です。また、先に懲戒処分が発動された研究不正事案の調査内容にも重大な疑義を生じさせる行為であると言わざるを得ません。
本組合は、4月26日、大学に対し、当該教員3名を、研究不正で告発致しました。
調査が、透明かつ公正に行われるよう、皆様のご支援を宜しくお願い致します。
樟の葉 35号.pdf 樟の葉 36号.pdf